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スタンドで完全燃焼 倉敷商・槙野マネジャー

2008年08月14日

<岡山代表 倉敷商> 「いいぞーっ」。応援席に陣取る野球部員らの最前列に立ち、大量点を奪った仲間にひときわ大きな声援を送るのは、3年の槙野貴文君。元は中堅手だ。4月2日からマネジャーになった。

写真スタンドを盛り上げる槙野君

 「マネジャーやってくれんか」。突然、森光監督から告げられた。「甲子園に行く」という目標を、選手としてかなえるか、チームとしてかなえるか――。一晩悩んだ末、後者を選んだ。「自分がマネジャーをすることでチームが良くなるなら。あいつらになら甲子園の夢を託せる」

 その後は気持ちを完全に切り替えた。打撃投手やノッカーなど裏方に徹し、動きの悪い選手には厳しい口調で注意した。甲子園のためなら、悪者になるのも苦にならず、グラウンドに立てない寂しさを感じたこともない。

 槙野君は、劣勢で応援が沈みがちになる後輩たちを、青いメガホンを打ち鳴らして鼓舞し続けた。2年生部員の田辺陽一郎君らは、そんな槙野君を「努力の人。最高のマネジャーです」と評した。(原知恵子)


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