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北埼玉ニュース

勝利のハチマキ交換 本庄一応援団長・高嶋君

2008年08月12日

<北埼玉代表 本庄一> ひときわ高い声が響いた。本庄一のスタンドで声を振り絞る応援団長、高嶋翼君(3年)だ。

写真北埼玉大会で一緒に応援団長を務めた丸山貴久雄君から受け継いだハチマキで声援を送る高嶋翼君=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場

 北埼玉大会では、もう一人の応援団長丸山貴久雄君(同)が「全員野球」と書いたハチマキを頭に、高嶋君は3年生21人の甲子園への思いが書かれたハチマキを右腕に巻いて2人で盛り上げてきた。

 丸山君は、甲子園のベンチ入りメンバーに選ばれた。高嶋君は「2年生主体のチームで、3年生がまたひとり増えた。悔いを残さずプレーして来い」と喜んで送り出した。そして2人は、互いのハチマキを交換した。

 この日、アルプススタンドで声援を送る高嶋君は「全員野球」のハチマキを頭に巻いた。丸山君がこれまで応援の時に言っていた「せーの!」というかけ声も、この日は高嶋君が高らかに叫んだ。

 一方、丸山君もユニホームのズボンの右ポケットに、高嶋君のハチマキを忍ばせ、試合中も時折取り出して握っていたという。「きょうもこれがあれば勝てるかなって思った」と丸山君。試合を終えた2人は目に涙を浮かべながら「お疲れ様と言ってあげたい」と互いをたたえた。(今村優莉)

■応援団長の実績 ベンチで大活躍

 本庄一のベンチでは、背番号18の丸山貴久雄君(3年)が声を出し続けていた。北埼玉大会では応援団長で、練習で毎日、打撃投手を務めていた。

 甲子園が決まった数日後、練習中のミーティングでベンチ入りが発表された。「驚いて体が浮いたような気持ちになった。代わりに外れた2年生の分まで頑張ろうと思った」。須長三郎監督は「一番努力していたから。応援団長としても頑張ってくれた」。

 甲子園では出番はなかったが、最後まで「アウトを一個ずつ取ろう」とベンチで励まし続けた。

 将来の夢は教員だ。「まじめに続けることは報われると学んだ。これからの人生に生かしていきたい」


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