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高知、胸張り行進 高木主将「優勝旗ズシリ」 開会式

2008年08月03日

 「高知大会で戦ったみんなの思いが詰まっている旗はとても重かった」。2日に阪神甲子園球場であった開会式で、高知の選手たちは、昨年より約7千人多い約4万4千人の観衆がスタンドを埋め尽くす中、高知大会優勝旗を手にした高木悠貴主将を先頭に、胸を張り、黒土を踏みしめた。

写真入場行進する高知の選手たち=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場

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 出場55校中9番目に登場の高知。行進前には全員が緊張して黙り込んでしまったというが、プラカードを持った市立西宮高校2年の山藤真美子さんの先導で、笑顔を見せながら息のあった行進を見せた。

 記念大会のため、歴代優勝校の校旗もグラウンドに登場。64年に優勝したときに遊撃手として活躍した岡本道雄部長は、「あの時の暑さを思い出す。今年も当時以上に選手たちが熱い夏にしてくれると思う」と期待した。

 三塁側スタンドでは、高知を午前1時にバスで出発してきたという保護者ら約40人が見守った。高木主将の父、和久さん(46)は、「昨年の強かったチームを引き継ぎ主将になり、つらいことも多かったと思う。でも、チームの先頭を歩く今日の姿を見たら、やっぱり主将としてやってきて良かったと思った」。岡林頌弥選手の母、由紀恵さん(41)は、「小さなころから『目指せ甲子園』と言ってずっと頑張っていたのを見てきたので、胸が詰まる思い」と目を潤ませた。前口倫太郎右翼手の父、幸民(としひと)さん(54)も、「甲子園の球場に立つ、この姿がみたくてずっと応援してきた」と満面の笑みで話した。

 開会式を終えて、木下拓哉捕手は、「観客の拍手や歓声がとても響き、大きく聞こえた。この歓声の中で活躍したい」。松井佑二投手も「やっと甲子園に来たと実感できた。雰囲気にのまれずに投げる自信はある」と力を込めた。

 3度目の甲子園になる高木主将は、「昨年は春夏ともに初戦で敗退を喫し、悔しい思い出がたくさんある。楽しむだけの甲子園にはしたくない。今度こそ絶対に後悔しないで帰りたい」と厳しい表情を見せていた。(斉藤寛子)


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