ここから本文エリア

鹿実、攻守がっちり 打線爆発、大量14点

2008年08月04日

 4年ぶりに甲子園に帰ってきた「鹿実」が躍動した。3日の第1試合に登場した鹿児島実は、日大鶴ケ丘(西東京)に14―1で大勝。好機を逃がさない攻めとすきのない守りで攻守に圧倒した。第9日(10日)第1試合の2回戦で、宮崎商と対戦する。

写真日大鶴ケ丘―鹿児島実 4回裏鹿児島実1死一、二塁、上坊の右前適時打で二塁走者田野尻(左)が捕手鈴木のタッチをかわして生還

 ◎…鹿児島大会でチーム打率2割7分8厘にとどまった打線が、甲子園で「噴火」した。口火を切ったのは主将湊崎の一振り。2回2死から芯でとらえた打球は左翼手を強襲、記録は敵失となったが、一気に二進。相手の送球ミスや田野尻、中尾の連続長短打で3点を先制した。

 湊崎は「昨日のミーティングで甘い球を打っていこうと言っていた。初球から狙っていったのがよかった」。これで勢いづいた打線は、田野尻の満塁本塁打を含む14安打の猛攻で、大量14点を挙げた。

 ◎…先発岩下は序盤、制球力に苦しんだ。1回、先頭打者にいきなり左中間を破る二塁打を打たれると、四球と安打で無死満塁のピンチ。

 ここで、副主将の松尾が伝令に走り、笑顔で話しかけた。「明るくいこうぜ。スタンドを見回そう」。平常心を取りもどした岩下は、次打者を併殺に打ち取り、この回を無失点で切り抜けた。

 その後は、徐々に調子を上げ、緩いカーブを絡めた緩急をつける投球で、強打の日大鶴ケ丘打線を5安打に抑え、8回から松窪に引き継いだ。

 ◎…鹿児島大会6試合で3失策の堅守は、この日も健在。ヒット性の当たりを何度も好捕して投手を助けた。5回1死無塁、右中間を破るかと思われた打球を右翼手中尾が追いついた。6回無死では相手の緩いライナー性の当たりを、遊撃手上坊が横っ飛びで捕球すると、スタンドから大きな歓声が上がった。

 上坊は「ノックの量はどこにも負けていないと思っている。自信を持って守ることができた」としたうえで「一塁への送球がワンバウンドになったことがあったので、細かなミスがないようにしたい」と次を見据えていた。


ここから広告です
広告終わり

このページのトップに戻る