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盛岡大付、またも初戦の壁 気迫の反撃で実力示す

2008年08月10日

 3人の継投で粘ったが、勢いづく「ヒグマ打線」を止められなかった。大会8日目の9日、盛岡大付は駒大岩見沢(北北海道)に3―8で敗れた。8回には3点を返し、持ち味の粘り強さを発揮したものの、02年の一関学院以来となる県勢の甲子園での初戦突破はならなかった。

写真盛岡大付―駒大岩見沢 8回表盛岡大付2死二、三塁、中村は中前2点適時打を放つ。捕手松本

 3投手が力投した。内外野で好守も見せた。終盤には「絶対に逆転する」(伊藤主将)と食い下がった。だが、反撃は及ばなかった。

 6点差をつけられ臨んだ8回表。安打と連続四球で1死満塁とすると、2番伊東の一塁ゴロの間に1点を返し、なおも2死二、三塁。

 打席には3番中村。「絶対打ってやる」と燃えた。2球目、真ん中の直球を振り抜く。お手本のようなセンター返しが鮮やかに二遊間を破り、2点を加えた。

 その後安打で出た4番主将の伊藤と中村が相手のスキをつく重盗。またも2死二、三塁とする。ベンチとスタンドが一挙に盛り上がる。だが後続が倒れ、反撃は終わった。

 強力打線を相手に、4回までは0を並べた。先発の主戦鴇田は、変化球を見せ球に最速143キロの直球で押し、3回まで3奪三振、無安打に抑える好投。

 だが、5回表に右前打で出て二塁に走ると「スタミナの無さが出てしまった」。その裏、ボールが高めに浮き、7番打者に中越え本塁打を浴びる。その後も制球が定まらず、マウンドを降りた。

 継投した金沢と多田は「甘く入った球を狙い打たれた」と口をそろえる。2人で7失点。金沢は変化球の抜け球や真ん中に入った直球を狙い打たれ、多田は「抑えようという強い気持ちが、力みにつながった」。

 相手の攻撃を好守で阻む場面もあった。3回裏1死、フェンスまで届きそうな大飛球を、中堅手伊藤が「鴇田を守ろう」とジャンピングキャッチ。4回には2死満塁からセンター方向への鋭い当たりを遊撃手清野が反応よく好捕。主戦鴇田をもりたてた。

 地方大会を勝ち抜いた左右3投手が登場し、攻守に見せ場を作った「モリフ」。「来年は春夏連覇してほしい」(伊藤主将)。甲子園1勝の夢を後輩に託し、あこがれの地を後にした。


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