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「レンズの中に皆の生き様を」 広陵・飯田さん

2008年08月13日

<広島代表 広陵> 広陵同窓会近畿支部長の飯田邦夫さん(75)=大阪市淀川区=はこの日も、カメラを手にスタンドを駆け回った。選手だけでなく、スタンドで声援を送る野球部員や保護者、吹奏楽部員の姿にもレンズを向ける。「それぞれの生き様を撮りたい」からだ。

写真カメラを手に、選手や応援団を撮影する飯田さん=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場

 野球部OBではない。戦前の選抜大会で優勝経験を持つ広陵野球部に入りたいと願い出たが、通学に2時間半かかることから、先輩に「練習する時間がない」と言われた。爆心地から1.5キロで被爆し、体調も悪かった。

 写真を撮り始めたのは、同級生の森岡栄司さん(76)=広島市中区=が監督を務めていた65年の選手権大会から。以来母校が甲子園に出ると必ずカメラを手にスタンドに駆けつける。大会後、撮った写真でアルバムを手作りし、野球部員らに贈る。一生懸命な姿に魅せられ続ける。

 「横浜も強いチームだったが、ミスがあったり運がなかったりした」。試合後、悔しさを隠さなかったが、最後に「暑い中ご苦労さん」と選手をねぎらった。(村形勘樹)


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