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三塁コーチ 的確な指示抜群 広陵・藤村祐也選手

2008年08月12日

<広島代表 広陵> 第90回全国高校野球選手権記念大会の広島代表・広陵は12日の第2試合で南神奈川代表・横浜と戦う。「おそらく接戦となるだろう」という中井哲之監督。足を生かした機動力が鍵を握りそうだ。走者を進めるか止めるか。その重大な決断を担う三塁コーチをつとめる内野手藤村祐也君はチームのムードメーカー。よく声を出し、緊張した部員を和ませる選手だ。

写真「いつも通りにやるだけ。今までの練習を信じているから」と話す藤村祐也君=大阪府豊中市

 「三塁コーチでは、誰にも負けないと思う」と話す藤村君の戦いは試合前から始まる。相手のノックを見て外野手の肩、守備位置を確認。さらに仲間の打撃の調子を把握した上で、本塁にかえすかどうかの判断材料にする。

 中学2年の時、三塁コーチに入った試合で失敗した。「止まれー」。必死に止めたが、前に進むことに必死な走者に声は伝わらなかった。以来、身ぶり手ぶりを交え、打席に入った段階から声をかけるようになった。

 一球ごとに叫ぶ。「キャッチャーが投げてくるぞ」「牽制(けんせい)注意な」。藤村君の指示は詳しく的確だとチーム内で評判だ。「声援や緊張で打者も走者も聞く余裕はないかもしれない。でも、耳に入って少しでも気にしてくれれば」

 中途半端な気持ちで手を回すことは絶対にしない。悔いを残したくないからだ。寮長もつとめる藤村君は「残り少ない夏をみんなで思いっきり楽しみたい」という。(江戸川夏樹)


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