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長崎日大(長崎)ニュース

「全員野球」で4強躍進 長崎日大の戦い振り返る

2007年08月23日

 第89回全国高校野球選手権に出場した長崎日大は、長崎代表としては31年ぶりとなる4強入りを果たした。手堅い攻撃と安定した守りは、甲子園でさらに磨きがかかり、悲願の全国優勝まであと一歩まで迫った。長崎日大の活躍を振り返る。

 「大舞台なのに、まるで別のチームになったみたいに良いプレーができている」。大会中、柴田晋太郎主将は話した。

 長崎日大の甲子園出場は4年ぶり。今の選手にとって初の大舞台だったが、選手たちは一戦ごとに力をつけていった。

 エース浦口侑希君は、初戦となった星稜との試合で自己最速の139キロをマーク。低めのスライダーで相手打線を封じた。

 2戦目以降も低めに球を集め、好投を続けた。連戦の疲れが見えた準決勝の佐賀北戦でも、5四死球を与えながら、7回途中まで被安打3と踏ん張った。4試合で防御率1.95。安定した投球が光った。

 浦口君の投球を支えたのが堅い守り。3回戦の京都外大西との試合では同点に追いつかれた7回2死二、三塁のピンチに、二塁手の瀬戸口靖志郎君がイレギュラーバウンドのゴロを好捕。本人が「もう一度やれと言われても、できません」という好プレーで、相手に傾きかけていた流れを引き戻した。

 攻撃面では、4試合で17犠打。とくに準々決勝の楊志館との試合では7犠打を決め、好機を着実に点につなげた。

 甲子園でのチーム打率は3割1分9厘。試合ごとに違う選手が活躍したこともチームの雰囲気を盛り上げた。

 エース浦口君は打撃でも好調で、準々決勝までは5割を超す打率で打線を引っ張った。5番曲渕祐太君は、2、3回戦は不調だったが、準々決勝で3安打4打点。9番の柴田主将は京都外大西戦で勝ち越された後の同点適時打を放つなど、チームでただ一人、全試合で安打を放つ活躍を見せた。

 金城孝夫監督の采配も随所で光った。楊志館との試合では、相手捕手の肩が強くはないことを調べ、初回から盗塁をからめた攻撃で先制点を奪った。一方で、細かな指示は出さず、選手たちに「考える野球」をするよう徹底することで、チームの力を引き出した。


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