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早実沈着、危機脱す 好守で頂点再挑戦

2006年08月21日

 歴史に名を刻む夏は、まだ終わらない。大会第15日の20日、西東京代表の早実は決勝で駒大苫小牧(南北海道)と対戦し、延長15回を終えて1―1。規定により引き分け再試合となった。超満員の観衆の地鳴りのような声援で甲子園が揺れるなか、初優勝を目指す早実は斎藤佑樹投手が16奪三振の力投を見せ、3連覇を狙う相手に一歩も引かなかった。決勝の引き分け再試合は37年ぶりで史上2回目。21日午後1時から再びまみえ、雌雄を決する。

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11回表駒大苫小牧1死満塁、岡川はスクイズを試みるが失敗、飛び出した三塁走者中沢は帰塁できずタッチアウト。捕手白川

 ◎…勝利の女神はどちらかにほほえむのを、ためらったにちがいない。早実の斎藤佑樹君(3年)と駒大苫小牧の田中将大君(3年)。この夏を代表する両エースによる、じりじりするような投手戦は延長15回の末、引き分け再試合となった。

 均衡が崩れたのは8回。ここまで1安打に抑えていた斎藤君が中越えの一発を浴びた。だが、早実はその裏、1死から桧垣皓次朗君(3年)が左中間に二塁打を放つと失策の間に三進。続く後藤貴司君(3年)の犠飛ですかさず追いついた。

 意地と意地のぶつかり合いは、延長戦へ。11回表、早実にとってこの試合最大のピンチが訪れる。安打と死球の走者を犠打で送られ、1死二、三塁。敬遠で満塁とした後の3球目は、予想外のスクイズ。

 投球動作に入った斎藤君の横目に、スタートした三塁走者が映った。「ワンバウンドさせよう」。スライダーは倒れ込むように差し出されたバットをかいくぐった。ボールを体で止めた捕手の白川英聖君(3年)が落ち着いて飛び出していた走者を刺した。

 早実打線は13、14回に一打サヨナラのチャンスを作ったが、田中君の剛腕に屈した。

 一つのミスが命取りになる展開。内野陣は毎回、自分の周りの土をスパイクでならした。三塁手の小柳竜巳君(3年)は「グラウンドが乾いていて、イレギュラーが怖いので」。細心の守備で力投する斎藤君を支えた。

◆仲間を信じて低めで勝負 斎藤投手

 早実の斎藤佑樹投手は試合後、報道陣の質問に答えた。

 ――延長再試合になりました。

 最初から、ロースコアになると思っていたので、再試合もあり得るかなと思っていたので大丈夫です。

 ――11回の1死満塁のピンチは。

 とりあえず最少失点に抑えようとずっと思っていた。長打を打たれないよう気をつけた。

 ――駒大苫小牧の田中投手の印象は。

 球がきれて速く、いいピッチャーだと思ったんですが、打てない相手じゃないなと。

 ――なぜ。

 自分、結構三振するほうなんですけど、三振がそんなになくて。神宮大会でやったときよりもボールが見えたので。

 ――再試合はどういう投球をしたい。

 やっぱり疲れはたまっているんですけど、球が走らなくてもとにかく低めに投げれば仲間が守ってくれると信じているので、そういうピッチングをしたいと思います。もう1試合、高校野球ができるというのはうれしいです。



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