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モロッコの女神 熱風かあちゃん 滋賀・八幡商

2006年08月10日

 「いけー、ホームランやー」。阪神甲子園球場で9日、応援団の最前列に立ち、ひときわ大きな声援を送るモロッコ人女性がいた。八幡商(滋賀)の4番・岩口二郎君(3年)の母ザキアさん(47)。静岡商に2―8で敗れたが、最後まで声を張り上げ続けた。(秋山千佳、島脇健史)

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八幡商の好機に大声で応援する岩口ザキアさん=9日午後、阪神甲子園球場で

 ザキアさんは普段から、練習試合に駆けつけ、劣勢でも「次は打てよ」と選手一人ひとりに声をかける。座ったまま応援する人が多い中、最前列に立つ。「応援しに来たんだから励まさないと。応援は私がいないと盛り上がらない」

 選手や保護者からは「雰囲気が明るくなる」「応援団を引っ張ってくれる」と評判で、池川準人監督(34)も「熱心な応援で何度も励まされた」と感謝する。

 ザキアさんは助産師。測量士の夫とモロッコで結婚し、岩口君が生後7カ月の時に来日。いまは滋賀県彦根市に住む。

 岩口君は小学生のころ、ザキアさんの応援が恥ずかしかった。友達に「お母さんは日本人じゃないの」と言われるのも嫌だった。でも、中学生になってから、「強靭(きょうじん)な体は、陸上選手として活躍した母から授かったアピールポイント」と思うようになった。母が作ってくれるモロッコ料理も、大声での応援も「愛情があって、とても感謝している」と照れる。

 この日、岩口君は8回に適時打を放ったが、追い上げはならなかった。「よく頑張った。家に帰ったら、ほめてあげたい」と、ザキアさんはあふれる涙をぬぐった。

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