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鹿児島工、たくましく 苦しい展開でも夢舞台さわやか

2006年08月20日

 初出場で快進撃を続けてきた鹿児島工の決勝進出はならなかった。鹿児島工は19日の準決勝で早稲田実(西東京)と対戦。序盤に先行される苦しい展開となり、0―5で敗れたが、引き締まった好ゲームを見せた。前評判以上の力を発揮して4強入りを果たし、笑顔でグラウンドを去っていく選手たちに、スタンドからは惜しみない拍手が送られた。

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鹿児島工―早稲田実 7回表鹿児島工1死一塁、打者内村の時、今吉健は二塁盗塁に成功。遊撃手後藤=8月19日  

 ◎…大会屈指と評判の相手エースの前に、5回まで1安打に抑えられていた。中迫監督は「ストライクを取りにくるスライダーを狙おう」と指示したが、切れが鋭くて打てない。沈みかけていたベンチの雰囲気が明るさを取り戻したのは6回だった。

 1死走者なし。宿利原は「誰かが流れを変えないといけない。何としても塁に出る」と決意を固めて打席に入った。

 「スライダーは自分には無理。直球で勝負だ」。4球目の直球を振り抜くと、詰まりながらも左翼手前に落ちる安打になった。

 ◎…送りバントで2死二塁となったところで、「代打の切り札」が登場した。チームのムードメーカーでもある今吉晃。試合の度に見せる気迫あふれる姿は、すっかり甲子園ファンの心をつかみ、スタンドは大歓声に包まれた。

 この日、直球の多くは130キロ台だった相手エースが、ここで140キロ台を連発。今吉晃はフルスイングで応えた。結果は三振に終わったが、一投ごとにスタンドは沸き返った。

 この勝負を見て、宿利原は「自分たちのムードが戻った」と思った。「その後もチャンスはほとんどなかったけど、自分たちらしく、最後まで明るくプレーできた。満足です」

 ◎…力の差は確かにあった。甲子園で初めて先発登板した下茂は「同じ高校生だけど、実力が全然違いました」と振り返った。

 1回、2番打者への初球が死球となり、「完全に浮足立ってしまった」。登板は前日の福知山成美戦の最中に中迫監督から伝えられたが、「実際に試合になったら緊張で腕が振れなかった」という。

 次打者にも四球を与え、気持ちを切り替えられないまま4番打者を迎えた。厳しいコースに攻めるつもりの直球が高めに浮き、スタンドに運ばれた。

 だが、他の選手たちと同じように、負けても笑顔だった。「ここまで試合ができて、楽しかったです」

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