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甲子園だより

著者紹介

神田憲行

(かんだ・のりゆき)

1963年、大阪生まれ、ノンフィクション・ライター。大会終了後に発売される完全保存版「2006甲子園Heroes(ヒーローズ)」(朝日新聞社刊)の取材のため、 期間中は甲子園通いの日々を過ごす。甲子園取材歴は10年を越える。送りバントよりヒットエンドラン派。守備はショートの動きを見るのが好き。著書に『横浜vsPL学園』(共著、朝日文庫)、『97敗、黒字。』(朝日新聞社刊)など。

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高校野球は文化だ!  08月03日

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 みなさん、こんにちは。

 今年も夏の甲子園の季節がやってきました。

 昨年・一昨年と続き、今年もこうしてコラムを8月6日の開幕から15日間毎日、甲子園球場からお届けすることになりました。どうぞよろしくお願いします。

 さて今年前半のスポーツの話題といえば、ワールドカップです。たまたま3月ぐらいにスポーツ雑誌の編集者と話をする機会があったのですが、彼が野球とサッカーを比較してこんな興味深いことを話していました。

 「実は特集をサッカーにしても野球にしても、雑誌の売れ行きはそんなに変わらないんです。ただサッカーにすると優良スポンサーの広告が入るため、スポーツ雑誌はサッカー特集にしたがるんですよ」

 ふーむ。それが彼の雑誌だけの現象なのか他のスポーツ雑誌全般にいえることなのかわかりませんが、たしかに「野球人気の凋落」といいつつ、ワールドベースボールクラシックの視聴率が絶好調だったり、高校野球の分野でも野球部員数が16万801人(前年比6626人増)、加盟校数も4230校(同7校増)と、いずれも過去最多を更新しています。

 結局野球人気の凋落とは某球団のテレビ視聴率が低下していることだけの話じゃないのか……昨年一年間、楽天イーグルスの取材を続けていた私には、それは野球人気の凋落ではなく、たんに放映権頼みだったプロ野球のビジネスモデルが変化してきた兆しじゃないのか……などと思ったり。

 そんなことはともかく、ワールドカップを見ていて私が感じたのは、「文化」です。サッカーという同じスポーツなのに、国によってプレースタイルはかなり違いますよね。個人技中心とか組織力メインとか。たぶんそれは国民性や身体能力に応じて、サッカーをその国に当てはめていた結果、そうなったのだろうと思います。同じスポーツなのに国によってずいぶん変容しているわけですね。逆に言えばサッカーを通して国民性が伺えるような気がします。

 高校野球も似ていると思いました。野球留学という現象があるにせよ、やはり代表校にはその地方の特色・県民性みたいのが反映されていると思います。これがプロ野球だとこうはいきません。同じ野球でもプロ野球は「スポーツ・エンターテイメント・ビジネス」であり、高校野球は「文化」なんだと思います。

 ええとなんか話がコ難しくなってしまいましたが、要するにたとえば「さすが九州の野球は豪快だなあ」とか、そういう見方をするのも楽しいですよってことです。それが独断であれ、偏見であれ。ちなみに関西人の私は、サッカーでいわれる「マリーシア(良い意味でのずる賢さ)」が底に流れる関西野球をみるとニヤニヤしてしまいます(笑)


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