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高校野球総合ニュース

準優勝の駒大苫小牧、選抜辞退乗り越える

2006年08月21日

 3月。チームはどん底だった。卒業式の夜、部員の卒業生が飲酒、喫煙で補導された。春の選抜大会を辞退、香田誉士史監督も辞任した。

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準優勝に終わったが、さばさばとした表情で試合終了後ベンチに戻る駒大苫小牧の選手たち。中央は田中投手=21日午後、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で

 学校の会議室で、補導された先輩たちは自らの行為をわび、皆、泣いていた。

 「これ以上、気にしないでください。気持ちを切り替え、次を目指していますから」。現役部員を代表して、本間篤史君はそう言った。

 だが、簡単に吹っ切れたわけではなかった。練習後は寮に集まり、「終わったことは仕方ない。まだ最後の夏がある」と話し合った。三木悠也君は「みんな自分に言い聞かせるようだった」と振り返る。

 奥山雄太君は「選抜辞退より、香田監督がいなくなったことの方が大きかった」と言う。「野球をやっている意味があるのかとさえ思った」

 香田監督も体重が連覇の時より14キロ減った。「球拾いでもいいから」と、全国の仲間を訪ね歩いた。先輩が指導する高校でノックバットを振ると、無心になれる自分を感じた。

 5月、香田監督が復帰。チーム作りの遅れを取り戻すかのように、練習は厳しさを増した。

 「それじゃアップにならねえだろ」。準備運動から厳しい言葉が飛んだ。小林秀君は「ちょー細かい。監督はO型なのにA型野球だ」と表現する。

 それからは、野球づけの日々。「去年より進化しないと勝てない」と、春の全道大会中も朝練をしてから試合に行き、学校に戻って、また練習した。「選抜に出ていたら、安易な気持ちで夏に臨んでいたかも知れない」と香田監督。

 2年前の初優勝では「北海道は弱い」という常識を破り、連覇した昨年は王者の重圧をはね返した。そして今年は悔しさを。みんなで戦い抜き、宝物を手に入れた。

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